木原誠二氏の妻、郁子さんの元夫、安田種雄氏が変死した事件。
これを捜査していた佐藤誠元警部補が記者会見を開きました。
その全文をまとめていきます。
↓まとめ【顔画像】木原郁子の元夫は安田種雄|死因と犯人は郁子で重要参考人か

- 【全文】佐藤誠元警部補の記者会見内容
- 質疑応答:X子には前科があったのか
- 質疑応答:捜査チームが当たった人に被疑者はいたのか
- 質疑応答:YとXが安田種雄といた話
- 質疑応答:どうすれば再捜査が始まる?
- 質疑応答:木原誠二の妻でなければ操作は変わったか
- 質疑応答:重要参考人は叙勲者、警察官どれが捜査難しい?
- 質疑応答:事件だという証拠は
- 質疑応答:物証はあったのか
- 質疑応答:佐藤誠の行為は法律違反では
- 質疑応答:X子も覚せい剤をしていた?
- 質疑応答:X子はどんな人
- 質疑応答:政治家に対して意見は
- 質疑応答:操作が打ち切りになった経緯や理由は
- 質疑応答:女性捜査官とはつながりは?
- 質疑応答:安田種雄の傷口は
- 質疑応答:Zが怪しいのはなぜ?
- 質疑応答:文春では最後にZがでるが佐藤誠さんはもっと前から知ってたのでは?
- 質疑応答:携帯電話が1台消えた
- 質疑応答:安田種雄の遺族と会ったのか
- 質疑応答:捜査本部全体の見立てはX子か
- 佐藤誠の記者会見後の木原誠二の動き
- 佐藤誠元警部補の会見への世間の声
- 【全文】佐藤誠元警部補の記者会見内容|再捜査はなしか。まとめ
【全文】佐藤誠元警部補の記者会見内容
※登場人物について X子さんは名前が隠されていますが、木原誠二氏の現在の妻、木原郁子さんです。 Y氏は当時の不倫相手、渥美豪氏。 Z氏は不明ですが、ボクサーをしていたことから関係性を見て木原郁子さんの父、舩元賢二氏ではないかと思われています。
佐藤誠さん1959年5月10日生まれ。
木原誠二氏の妻である郁子の捜査を担当しています。
まずは経緯を説明します。
YouTubeで佐藤あきらさんの配信をみて、驚いて、警察の指示がないと書けない内容だったため。
あまりにもめくりすぎていた、本当に現職の警察が言ったのか驚いた。
YouTubeが好きで見ていくうちにかかわったら大変だと感じた。
当時住んでいた家の隣の人から、文春がきてたよ!と言われてそこから名刺に電話したのが始まり。
どっからこの記事が流れたのか知りたかった。
文春から佐藤誠氏自身に、2、3回電話がきて堪忍してくれたといった。
警察庁長官の会見で、事件性がないといわれてカチンときた。
被害者に対して火に油を注いでると感じた。
現場の警察より被害者がかわいそうだっため、取材に応じた。
正義感とかではなく、その時頭にきてもういいよ、受けるよ、といった。
それがきっかけで会見が行われ、もう中途半端にはできないと。
事件性がないというのは、調べ官だったので情報や証拠が全部、私の方に集中する。
自殺の証拠は一切なく、事件だ。
怖さは特になかった。
警察退職したら何でも話していいのか、そんな警察官がいたら怖いと思う人もいると思う。
でもここの会見でいうしかない、と思ってしまった。
安田種雄さんと俺の前で自殺の証拠をもってきてくれたら済む話。
大塚警察署はミスっちゃったのかなという感じ。
こういった経緯。
質疑応答:X子には前科があったのか
若い頃の友達がやったという話があって、調べ室で聞いた。
シンナーをやっていたといわれているが、前科はないと思われる。
佐藤誠氏は、DNA、ポリグラフ検査をしたとのことです。
質疑応答:捜査チームが当たった人に被疑者はいたのか
佐藤さん個人の意見では、
調べ官は見立てするわけですが、週刊誌にもあるように、安田種雄の殺害(のどから一突き)あれはどうやったって女ではできない。
ナイフを使うと必ず手に傷が入る。
その手の傷がX子さんにはなかった。
最初佐藤誠さんはX子さんが、この人怪しいなと思っていたが少しずつ変わっていった、またY氏は時間的に無理。
Z氏についてはわからない。
操作に関しては終わり方が異常だった。
100件以上捜査してきましたが、こんな終わり方はなかった。
捜査を始める、そして捜査を終える、と被害者の家族に伝えていくのが普通、それが5年放置されて突如終わった、しかも安田種雄の死に、露木警視庁長官は事件性はないというので怒りが出た。
質疑応答:YとXが安田種雄といた話
Y氏は安田種雄の死亡現場にいて、安田種雄の父が家に来た時カーテンの裏に隠れていた。
生きてる時にY氏はX子に呼ばれていると、X子はコメント。
しかし実際はX子はY氏を死んだ後に呼んでる。
X子は、Y氏を呼んだってことを認めてしまったので、そのあとの流れの話は嘘。
嘘をつかざるを得なくなった。
また、指紋がついちゃったかもしれない。というX子の発言もありますが、自分の家のモノに指紋が付いていてもおかしいことはない。
これは、X子はついた指紋をふき取ってくれとY氏に言っているはず。
Z氏は任意同行を拒否していることについて→それについてはわからない。
また、今後の捜査をしないとZ氏はわからない。
質疑応答:どうすれば再捜査が始まる?
佐藤誠さん個人的には、
警察庁長官が事件性がない、と言っているので難しそう。
一番大事なのは、被害者。
起訴できるかもわからない、自殺かもしれない、被害者の方に結果を伝えないといけない。
一生懸命やったけど証拠が見つからない、操作をしたけど自殺でしたと、結果を言わないといけない。
それが今回の安田種雄の一件では何も言われていなかった。
だから5年も開いて報告され、安田種雄氏の父は怒っている。
しかも自殺に関する証拠もない。
なぜ証拠がないのに、警察庁長官は事件性がないといったのか。
事件性が高いというのは、俺(佐藤誠さん)が一番証拠を知っている。
質疑応答:木原誠二の妻でなければ操作は変わったか
ドラレコには、刑事にしゃべるな、俺が手を回しておいたから安心しろ。
という木原誠二氏の木原郁子氏への言葉はよくないのでは?
臨時国会が始まると、小さい子供は面倒見れないので、任意同行だった。
1回目は断られて、もう任意同行は来ないと思った。もちろんこれはあり。
スムーズにいったのは、当時の幹事長二階氏が、ちゃんと警察には答えないといけない、と木原誠二氏は言われたため、翌日からは楽に操作ができた。
この件に関して二階さんには感謝してる。
妻の罪を夫が隠す、というのは違反行為にならない。
タクシーの中のドラレコも、励ましてるだけともとれる。
これはハッタリともとれる、ため。
タクシーの中でY氏の名前が出て驚いた。X子が木原誠二氏にY氏の話を共有していることに驚き。
木原誠二氏がいたことでやりづらさはあった。
質疑応答:重要参考人は叙勲者、警察官どれが捜査難しい?
個人的には、全員ハードルが上がる。
一般人よりやはり難しかったといえる。
とはいえ、いつも通りしっかり捜査をしていた。
上の人間は少し気にしていたと思います。
質疑応答:事件だという証拠は
当時の写真が、事件の証拠。
だが、証拠は少し乏しい。
当時の関係者の、供述調書くらいしかない。
事件関係者全員が覚せい剤中毒者だったため警察も本腰を入れていなかった模様。
ただ、安田種雄の事件は、自殺と認めるものがなかった。これが事件だと思われる強い証拠になる。
本当に豚の肉を買ってきて、どれくらいナイフがささるか、血が流れるか、なども実験している。
その結果、事件当時のようにはならないことからもわかる。
東大の先生にも聞いて判断した。
質疑応答:物証はあったのか
安田種雄の事件には捜査時間が足りず、事件だとする物証は見つけられなかった。
その中でX子に取り調べを10回ほどした。
Y氏の収監されている宮崎にも何度も飛んだ。
Y氏の供述が一番です。
捜査が始まった以上、白黒をつけないといけないが、そこまで行けず中断させられた。
質疑応答:佐藤誠の行為は法律違反では
もうここまで来たら引けない。
たしかに法律に触れることは予想できた。
辞めた警察官がペラペラしゃべったら怖いと思う人もいるだろうが、これは突っ込むしかない。
質疑応答:X子も覚せい剤をしていた?
安田種雄氏は、覚せい剤使用のブラックリストで、X子も調べられたようだが、こちらでは使用は確認できなかった。
100回分くらい覚せい剤使用しなければ、死にはいたらない。
質疑応答:X子はどんな人
反応が素直で、受け答えが素直だった。
かまをかけたら引っかかったり、机をたたくとびくっとしていた。
当時のバッグも高価だったかもしれない、毎回違う服で調べ室に来ていた。
髪の毛もセットしてきた。
質疑応答:政治家に対して意見は
個人的には、もう少し証拠などをもってきてもいいのではと思う。
だが、そんなことを言える立場ではないし、あまり政治はわからない。
質疑応答:操作が打ち切りになった経緯や理由は
先ほども言いましたが、終わり方が異常。
時効はない、自殺か捕まえるしかない。
灰色だったら終わらない、被害者にも終わる理由や説明がない。
取り調べしていた木原誠二氏など、国会が始まるため、操作が終了となった。
自然消滅したような操作の終わり方。
被害者に対する締めがない。
質疑応答:女性捜査官とはつながりは?
2018年に安田種雄の捜査を担当していた女性捜査官。
彼女と佐藤誠氏はしょっちゅうあうってことはない。
飲み会では、こういった話になると思いますが、佐藤さんには特に話は来ないとのこと。
Y氏は逮捕したらやっぱり喋らない。
刑務所に入っている状態でY氏に聞いた方がスムーズに進められた。
質疑応答:安田種雄の傷口は
安田種雄氏の父は、傷口は喉にあったといっていて、
一突きだったとのこと。
情報調整局長になった木原誠二氏。
役職は関係ないので取り調べにはそこまで影響はなかった。
質疑応答:Zが怪しいのはなぜ?
これについては勘。
個人的にZ氏が怪しいといっていた。
全部の証拠を見たうえで、佐藤さんはZは怪しいと見立てた。
決定的に、安田種雄を殺害した物証があって、というわけでもない。消去法でそうなった。
質疑応答:文春では最後にZがでるが佐藤誠さんはもっと前から知ってたのでは?
消去法でいくと、X子でもないし、となった。
あくまでも推理で見立てでZ氏。
10月の10日からの捜査で1か月もなかったが
2、3日目からZ氏が怪しいのではないかと佐藤さんは思っていた。
この件と佐藤さんの退職は関係ない。
おふくろがなくなったので家を売って、これからは市役所でちょこっと仕事をさせてもらえればと考えてる。
質疑応答:携帯電話が1台消えた
メール分析は分析班がやっており、推測できる部分は多かったが、
犯人だと断定できるやりとりは不明だった。
携帯がなくなったのだが、その記憶はないと。
質疑応答:安田種雄の遺族と会ったのか
佐藤誠さんは安田種雄氏の遺族は会ったことはない。
それは担当がいる。
安田種雄氏の父の会見をみたが、とてもかわいそうだった。
やはり大切なのは遺族。
警察には感謝しているといってくれた安田種雄氏の父には感謝している。
なぜもっと遺族を逆なでするような対応をするのか腹立たしい。
質疑応答:捜査本部全体の見立てはX子か
X子だと見立てていました。
佐藤さんはZだと思っていたが、サツイチはX子だと思っていたはず。
佐藤誠の記者会見後の木原誠二の動き
佐藤誠氏の記者会見後、木原誠二氏が動いています。
妻の代理人ですがやはり木原誠二氏の指示だと考えられます。
木原誠二官房副長官の妻の代理人は28日、週刊文春の報道を巡り、日本弁護士連合会に人権救済の申し立てをしたと明らかにした。「深刻な人権侵害、恣意(しい)的な社会的制裁が生じている」としている。
JIJI.COM
人権救済の申し立てを申請しています。
確かに記者会見では木原誠二氏の妻の名前が出ていますし、これは当然といえます。
また、警視庁では、
警視庁の国府田剛捜査1課長は「証拠上事件性は認められない」とのコメントを発表。元捜査員が会見で、関係者のプライバシーや捜査の具体的内容などを明らかにしたとして、「誠に遺憾。捜査への信頼に関わる」とした。
JIJI.COM
これは佐藤誠氏も覚悟していたようですが、
辞めた警察官が捜査についてしゃべるのは、公務員法にも触れるため、
今後対応が必要になってきそうです。
佐藤誠元警部補の会見への世間の声

やはり物証や核心的なところに触れられなかったこと、
ここに満足いってない声が多く上がっていますね。



とはいえ、勇気ある会見に佐藤さんへの称賛の声も上がっていました。
【全文】佐藤誠元警部補の記者会見内容|再捜査はなしか。まとめ
覚せい剤関係もあまり取り調べしなかったけど
致死量の100回分をやったとは思えない。
など今後木原誠二氏がどう動くのか。
事件は迷宮入りすると安田種雄氏の遺族は悔しいと思われますが、何とか解決していかれることを望みます。
