お母さんや女性から疑問の声が上がっている、段ボールでてきた授乳室。
道の駅にあるようですが、どこなのか、値段やリスク、
そしてなぜ段ボールで授乳室を作ったのか調べていきます。
追記:2023年11月2日に鍵付きに改良することが発表されています。
段ボール授乳室はどこの道の駅?

段ボール授乳室がある道の駅はどこか。
場所は、島根県松江市。道の駅「秋鹿なぎさ公園」
- 住所:島根県松江市岡本町1048-1
- 電話:0852-88-3700
批判が相次いでいますが、寄贈してくれたものであるため難しい問題ではあります。
大分県の道の駅で9月13日に初めて寄贈された際に、かなり物議をかもしていたようです。
段ボール授乳室の作り【画像】

段ボール授乳室の作りを見ていきます。
入り口はカーテンだけ

段ボール授乳室の入り口は薄いピンクのカーテンです。
空室、のパネルがありますが、カーテン一枚というのは安心ができないですよね。
間違って入ってくる人もいるかもしれないし、
鍵もかけられない作りです。
興味本位で入ってくる子供もゼロではない上、鍵がかかっていないことから防ぎようがありません。
天井は開いている

段ボール授乳室の天井は開いています。
上からのぞくなんてことは絶対にないでしょうが、とはいえ上が開いているとお母さんも子供も落ち着かないのは間違いありません。
段ボール授乳室のリスク
段ボール授乳室のリスクについても考えていきます。
つぶされる
段ボール授乳室は文字通り、段ボールの授乳室なため、いつでも押しつぶされるほどの郷土史家ありません。
空調がない

段ボール授乳室は空調がありません。
寒い暑いに敏感な赤ちゃんがいて、夏は授乳室が暑くなりそうです。
両手がふさがるためうちわであおぐことも難しいですよね。
盗撮もされる

段ボール授乳室の天井は開いているとお伝えしました、
天井以外にも入り口のカーテン部分なども風で動きかねないし、盗撮のリスクもあります。
市長・園長がコメント
松江市上定昭仁市長が段ボール授乳室に対して、
「授乳室を寄贈いただけることは非常にありがたいことで、それをどういう風に運用していくかについては、松江市で市民の皆さまのニーズを踏まえた上で進めていかなければと思っています。私もX(旧:ツイッター)の件は承知しています。
TBSNEWSDIG
と前向きにどうすればお母さんと赤ちゃんに安全に段ボール授乳室を使ってもらえるかを考えていますね。
また、道の駅の園長さも
「まだまだ、お母さん目線で対策していかないといけないところがたくさんあるので、しっかり声を拾って、安心して使っていただけるように、しっかり取り組んでいきたいと思います」
TBSNEWSDIG
やはり女性、妊婦さん、お母さんになりたての女性の声を色濃く反映させることが大前提だと考えます。
どういう授乳室だったら使いたいか、使いたくないか?
のアンケートを道の駅の中でとったり生の声を聞くのがよさそうです。
なぜ段ボール授乳室が作られたのか
なぜ道の駅に、段ボール授乳室が作られたのでしょうか?
それは、道の駅のベビーコーナーを増やす、50%、道の駅2つに1つはベビーコーナーがあるようにするためです。
国土交通省がそう掲げ、日本道路建設協会が道の駅に段ボール授乳室を寄贈しているというわけです。
国土交通省は、全国の道の駅のベビーコーナー保有率を再来年までに50%以上にしようと取り組みを進めていて、日本道路建設業協会が今年、全国50の道の駅に段ボール授乳室を寄贈することになりました。
TBSNEWSDIG
段ボール授乳室の値段
段ボール授乳室の値段は、3万8千円のようです。
しっかりしているものは数百万円することから、寄贈するとなるとやはり段ボール授乳室となってしまったのでしょうか。

しっかりしているとされる授乳室はこちら。
段ボール授乳室とは違い、鍵があり、個室であり上も開いていなさそうです。

段ボール授乳室への世間の声
日本道路建設業協会は2日、道の駅に寄贈している段ボール製の簡易設置型授乳室を改良したと発表した。出入り口をカーテンでふさいでいたが、「施錠できないと不安」と訴える利用者の声を受け、新たに施錠できる扉を付けた。本年度中に全国43施設へ届け、寄贈済みの7施設の授乳室も改良できるという。
沖縄タイムス